医者向けのちょっといい情報

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患者さんからの謝礼

ほかの方も書いていたので、ちょっと患者さんも気になるであろう、このお題です。

患者さんからの謝礼についてです。

私自身は、マイナー科所属でしたので、正直、あまりもらったことはないんですよね。

どういうものをいただくか

  • 現金
  • 商品券
  • ビール券
  • お菓子
  • お手紙、絵

どんな患者さんが多いか

これは圧倒的にご高齢の女性が多いですね。男性からいただいたことは…ないかもしれませんね。まあ、異性の方が渡しやすい気がしますから、女医さんは男性からいただいたりするんでしょうかねえ。なかなか話題にしにくいことですから、同僚などに聞いたこともありません。

自分より若い方からは頂いたことはないですね。あ、でも、お子さんから絵とか手紙はもらったりしますね。

 

どう対応するか

基本的にお断りします。ただ、時間がもったいないというか、三顧の礼という言葉もありますので、ある程度会話して、断れなさそうだと思ったら、頂いていました。スタッフに言付けていて、断る前にもらってしまうこともありましたね。病棟ナースは自分のことでもないし、時間ももったいないと考えるのか、基本的に断らずに渡してくることが多かったです。

頂いたことで、治療上何かの便宜を図るとか、扱いが変わるとかはないですね。変えようもないですし、ドラマじゃないんですから、現実には。患者さんの側もそこまで期待していらっしゃる方はほとんどいないと思います。

ちなみに、それほどのお値段でないお菓子などは、基本的に受け取って、喜んで食べてました。単純においしいということもありますけど、食べ物って基本的に返品もできないものですし、むげに断らなくてもいいかな、と。旅行に行ったときのお土産みたいな感覚でしょうか。ただ、おいしかったです!というと、同じものを繰り返し頂くことがあって、うかつなことは言わない方がいいかと反省したこともありました。

自分の捉え方

謝礼を頂くことについては、自分としては「ありがたいことなんでしょうけど、面倒の方が多い」というのが正直なところです。ほかの患者さんやスタッフが見ている前で、大声で会話していると、やはり気を遣いますし、特に近年、そういうことに関してまず好意的には見てもらえませんから、できれば気を遣わないでほしいと考えています。

お子さんの絵やお手紙は、大変微笑ましく、うれしいのですけど、後に困りますね。いくらうれしくても、飾るわけにもいきませんし、処分するようなものでもないですし、とってあるのですけど、後から何回も見直すようなものでもないですし…。どうしたらいいんでしょう…?

 

自分が患者だったら?

私は、謝礼は基本的に渡しません。担当医の人も別に期待はしていないと思いますし、気を遣うでしょうから、ドライな関係でいいのでは?と思います。

しかし、医師もいろいろですので、そういうものを貰うのを当然と考えている人もいます。特に、製薬会社からの露骨な接待を受けていた世代の医師や、肩書き好きな医師などに多いかもしれませんね。ちょっと話が違いますが、大学の教授に仲人を頼むと礼金として100万くらい取る人もいたみたいですから。お忙しいとはいえ、常人の感覚からすると貰いすぎなのでは?と思ったりとか。

最後に

結局、こういうことは人によるとしか言い様がないです。どうしても謝礼を渡したい人もいれば、貰って喜ぶ人もいるので、やりとりがあること自体、強く否定する気もないですけど、あまり多額の現金を渡すことや、治療の最中での謝礼のやりとりは、おやめになった方が…と思った次第です。