医者向けのちょっといい情報

開業医が医者向けのちょっといい情報や医療ニュースについて語ります

医師国家試験の勉強法

第112回医師国家試験を受験された皆様、お疲れ様でした。発表が2週間後と言うことで、ドキドキしている人や卒業旅行などに行ってる人、すでに勤務の準備をしている人などいろいろいると思います。

自分が受けたのは、もう20年くらい前の話なので、今更感がありますが、国家試験の勉強のことを思い出したので、ちょっと書いてみようと思います。

第112回医師国家試験

今回で第112回となるが、毎年1回行われている試験です。今年は試験期間が2日間に減り、問題数も一般問題が100問減って、採点基準も変わったようです。まとめると以下のような変更がありました。

f:id:shibaken99:20180305100233p:plain

f:id:shibaken99:20180305100255p:plain

  • 必修問題以外の一般問題と臨床実地問題は、これまで各々で合格基準を設定していたものを、一般問題と臨床実地問題の得点の合計について合格基準を設定する。

www.mhlw.go.jpより抜粋

自分の頃も、いきなり禁忌肢や「すべて選べ(数の指定なし)」が導入され、戸惑った覚えがあります。

 

医師国家試験の勉強法

医師国家試験に関しては、友人たちと勉強会をやるのと、自習を行っていました。5年生のはじめからだったと思います。予備校については、模試は受けましたけど、講義は一切利用しませんでした

今から考えると冷や汗ものですけど、予備校の講義って高いですし、母校は合格率も非常によかった(母校自体は何もしてくれないんですけどね…)ので、「普通に勉強したら受かるものだ」と思っていました。自己採点したら、禁忌肢が結構ギリギリな感じがあったのですけど、無事国試浪人はしなくてすみました。まあ、自分の時代と今は違うかも知れませんが、少なくとも医師国家試験に関しては、

  • 過去問の反復学習(10年分)
  • 繰り返し間違えるところについては、理解度を上げる
  • 公衆衛生など、覚えていれば確実にとれるところを取り逃さない

というのが大事かと思いました。

理想は、すべての分野についてしっかり理解して、かつ点数をとれる、というものでしょうけど、そんなに(私も含めて)素晴らしい頭脳の持ち主ばかりでもないですから、テストで点を取れるようにが優先かと思います。正直、一つ一つの事にとらわれすぎて、そこで詰まっていると、全部をカバーする時間が足らなくなります。また、講義を聞いて「ああ、なるほど」と思っても、実際に問題が解けなければアウトなので、講義を聴くことに多くの時間を割くことは、無駄が多い気がします。

クエスチョンバンクとイヤーノート

さすがに大分年月がたったので、内容も違うと思うのですが、調べてみたら、今でも残っているのですね!ちょうど近日発売のようですが、この本を熟知すれば、国家試験もバッチリ。

イヤーノート 2019 内科・外科編

イヤーノート 2019 内科・外科編

 

 

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.1

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.1

 
クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.2

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.2

 
クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.3

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.3

 

クエスチョンバンクは7巻までありますから、全巻買うと結構な金額になっちゃいますね。でも、これは必須です。

医師国家試験のためのレビューブック

CBT・医師国家試験のためのレビューブック 内科・外科 2018-2019

CBT・医師国家試験のためのレビューブック 内科・外科 2018-2019

 
CBT・医師国家試験のためのレビューブック 産婦人科 2018-2019

CBT・医師国家試験のためのレビューブック 産婦人科 2018-2019

 

要点がコンパクトにまとまっている本ですね。持ち歩きに便利な大きさとボリュームになっています。見たところ最新版は内科と産婦人科がありましたが、ほかに

医師国家試験のためのレビューブック・マイナー2017-2018

医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018

CBT・医師国家試験のためのレビューブック 公衆衛生 2018

などもありました。新版がそのうちでるんでしょうかね?

 

国家試験にはお金がかかる

ここまで見て、気がついたと思いますが、イヤーノートとクエスチョンバンクだけをそろえても10万円ほどしてしまいます。医学書というのは全般に高いんですけど、このシリーズについては、医学生がほぼ全員買うことになるので、かなりの数が売れると思うんですよね。出版社もさぞかし儲かっていることでしょう?

ほかに模試や講義についてもお金がかかりますし、国試浪人した場合に、予備校に行こうと思ったりすると、数百万かかります。お金に余裕がある人なら、何でも来いでしょうけど、やはりお金がかからないに越したことはありません。

少なくとも浪人した場合は、1年収入が発生するのが遅れ、かつ、再度書籍代や予備校の学費などがかかってしまいますので、1000万円以上の損失になるでしょう。ストレートで合格するためには、早めから国試勉強を始めて、余裕のある計画を立てた方がいいですね。