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第112回医師国家試験合格発表!

本日、第112回医師国家試験の合格発表が行われました!受験生の皆さんも今日までドキドキしながら、待っていたことでしょう。合格された皆様おめでとうございます!パチパチ…。

さて、今回の合格率ですが、受験者1万10人中、合格者は9024人で、合格率は90.1%でした。なんだか高い数字に思えますけど、過去10年間では6番目だったようです。

合格基準

  1. 必修問題は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
    総得点が、 160点以上/200点
    但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。
  2. 必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については、各々1問1点とし、
    総得点が、 208点以上/299点
  3. 禁忌肢問題選択数は、3問以下

        第112回医師国家試験の合格発表について|厚生労働省 より抜粋

ということで、合格基準は全体で7割、必修問題が8割以上という感じで、それほど今までと違いは無かったようです。

既卒者の合格率は低め

受験者のうち、既卒者は1086人、そのうち合格者は694人ということになります。合格率は64%ですね。既卒者には、国試受験が2回目以上、もしくは、あえて前年度受験しなかったものが含まれますが、ちょっと厳しい結果となっています。

 

大学別の傾向

今年の合格率のトップは自治医科大学の99.2%だったようです。また、慶應義塾大学と昭和大学は新卒者の合格率が100%!ということで、出願者のほとんどがきちんと受験してますし、この結果は本物といえそうです。

それ以外にも上位に私立医大が多数ランクインしているのが目新しく感じますが、よく見てみると、例えば川崎医科大学などは、出願者数150人に対して受験者数が122人しかおらず、「合格の可能性が低いものが受験しなかった」かもしれませんね。合格率はともかくとして、国公立大出身の出願者はほとんどが受験しているのに対して、次第では、出願者数と受験者数に解離が生じている大学が多いのが特徴だと思います。

ただ、京都府立医大などは、公立大でありながら、87.7%という低い合格率になっており、大学受験時のレベルの高さが、国試の合格率とは直結しないものであることもわかります。

まとめ

今回の試験で、9000人以上の医師が誕生したことになりますが、まずはおめでとうといいたいです。4月からはまた研修で忙しくなる方が多いと思いますが、是非精進してこれからの日本の医療を担える資質を養っていただきたいと思います。また、残念ながら合格できなかった人たちも、来年に捲土重来を果たしていただきたいと思います。お疲れ様でした!