雇われ院長はお得かどうか

雇われ院長はお得かどうか

開業志向の医師なら一度は「雇われ院長」について考えたことがあるのではないでしょうか。

思い立つ理由は、「自分のやりたいことをしたい」「当直をやりたくない」「経済的問題」などなど色々ありますよね。昔は、開業すれば必ず儲かったみたいな時代もあったと聞きますが、現在は、医療機関の破産も目につく時代になりました。借金を背負わず、1国の主人になる、というのも悪くない話に思えます。

さて、私自身、実は雇われ院長をやった経験がありまして…。

雇われ院長の良かった点

サラリーが良かった。勤務医時代は管理職でしたが、それよりも300万以上は良かったと思います。日曜日の当番や当直もないですし。
自分のペースで仕事ができた人のフォローもしなくてすんだ
・インセンティブもなかったので、あまり業績に一喜一憂しなくてよかった

雇われ院長の良くなかった点

人事権がなかった。これはそれぞれのクリニックによると思いますが、理事長がえらんだ事務とナースがあてがわれ、これがうまくいかず、入れ替えが多かった。都度相談しないといけないのも面倒臭かった
休みが自分で決められない。有給も取れない。自分のクリニックという意味では、勤務医以上に責任がありますので、なかなか休めません。
・理事長以外にも物申すヒトがいた。
・決定権がないのに、リーダーシップを求められた。どうしようもないと思うんですが…。

そのほかのポイント

休み、年棒などのことは入職前に、必ず文面(雇用契約書)でしっかり明記してもらうことをオススメします。好きにやってくれていい、と口頭では言われても、あとで必ず自己主張をしてくるのが経営者ですので(笑)。

昇給などについては、最初に取り決めをしっかりしないと、その給料でずっと働くことになります。後から言ってもまず受け入れてもらえませんので、最初に明記してもらうことです。

また有給は「理事には有給はない」と主張してくるひともいそうですが、もちろん取れるはずです。

雇われ院長ということになると、その医療法人の理事という役職になります。借金が自分になくても、例えば医療法人が放漫な経営をした上、理事長が死去などで責任を取れない場合、自分に責任が及ぶ可能性もあります

はたから見ていると、明らかに主体性に乏しく、開業には向いていないという先生もいますし、協調性がなく、病院勤務も向いていない先生もいますが、とにかく自分の性に合った形態で仕事をすることです。

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