医者向けのちょっといい情報

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医者が受診するときのクリニックの選び方

新年あけましておめでとうございます。今年はとうとう年号が変わるということで、どんな1年になるでしょうか。医療界にとってはあまりよくないことばかりで、いい未来が予想できないですが、少しでもいいことがあるといいですね…。

さて、新年最初のお題は、医者が受診するときのクリニックの選び方、です。

医者でも病気になりますし、かかる先が、自分の勤務しているクリニックや病院とは限りません。自分の業務がありますので、なかなか診療日にはかかる時間がとれずに、休診日にほかのクリニックにかかることもあります。そういうときどうやってクリニックを選ぶかを書きたいと思います。なので、今回の記事は一般の方向けということになりますね。

担当医の経歴

クリニックにかかる場合、それほど多くの医師がいるわけではないですし、調べればわかることなので、必ずチェックします。その場合見るポイントは、

  • 卒業大学、年齢
  • 専門領域が何か、専門医の有無
  • 基幹病院での勤務経験がどれくらいあるか

などですが、例えば、卒業して数年で開業している先生は基本的に避けています。もちろん勉強量や素質も大事ですが、やはり医療は経験の年数と質が大きく影響すると思っています。特に基幹病院では、緊急性が必要な症例や重症例、稀な疾患に遭遇することが多く、その経験が医師としての能力を向上させると思っています。いくら勉強していても、実際に見たことのない疾患に最初から的確な診断、治療はできないものだと思いますし、自分でどこまで診ていていいのかの判断を誤ることもあると思われます。

あと、一概に内科といっても、細かく専門性があり、例えば、胃カメラをしたいときはやはり消化器を専門にしている内科医のところに行くのがいいと思われます。複数の診療科目を標榜しているクリニックも要注意で、よくあるのは内科、小児科、皮膚科みたいなパターン。大概、内科医の先生がやることですが、似ていても、小児科にも皮膚科にもそれぞれ専門知識が必要な領域はあります。その辺確認して、うまくかかる方が得策です。

また、ホームページに担当医や院長の情報が全くないクリニックもありますが、そういうクリニックは何か事情があるのか、パートの先生中心で診療を回していて、入れ替わりが多いのか、何にせよ、判断する上で、あまりポジティブな材料ではないです。

口コミ

以前の記事でも書きましたが、

www.savingdoctor.com

 昨今、医療業界に限らず、サービス業全般の懸念材料となっているのがネットでの口コミですね。

手前味噌でいうわけではありませんが、正直、グーグルなどの口コミはほとんど当てになりませんし、むしろ、悪評が多いほど、先生は真面目であったり、正当な対応をしてくれる人が多いのでは?とさえ思っています。以前の記事でも言いましたが、医者の世界、良くしてもらって当たり前で、それをわざわざ口コミで書いてくれる人はそう多くないと思いますし、腹が立てば、正当性にかかわらず、嫌がらせをしたくなるというのが、今時のご時世なんでしょう。

例えば、患者さんの無理な要求を断ったり咎めた場合、腹いせで尾びれをつけた口コミを書く方もいるでしょうし、自分の経験でも、匿名でいわれのない口コミ、1点評価を受けたことが多数あります。また、飲食業界などでも、ライバル店に1点を入れたり、サクラが高い点数をつけた口コミをしたりすることもあるとか聞きます。自分が無知なだけで、そういうこともあるかもしれませんね。

何にしても、自分は口コミを読むことはほとんどしていません。

 

予約できるかどうか

これは診療の内容とあまり関係ないですが、いくらいい先生でも、2時間も3時間も待つということはしたくないので、何か理由がない限り、自分は予約ができる診療所にかかることにしています。

予約通り診てくれない、結局1時間待った、ということもあり得ますけど、例えば直前でも予約が取れるということは、その日や時間帯は比較的空いているということがわかりますし、予約制の入っているクリニックの方が比較的時間をかけて診てくれるという印象があります

そうはいっても

正直、自分がかかるときは、多少の医学的知識や内輪的知識がありますし、相手の先生もこちらが医師だとわかっていると、普段より丁重に対応してくれるようなところもあります。ここに書いたようなことも、ちょっとした独りよがりなのかもしれませんが、あまりネットの評判や情報に振り回されすぎず、まずは自分に合ったクリニックを見つけてみてくださいね。